クリスマスが近づくと…
映画化されてずいぶん有名になってしまったけど、「指輪物語」を初めて読んだのは、もうかれこれうん十年前の小学生のころ。岩波書店から出ていて、その分厚い本は私には少しむずかしかったけど、それでも、物語の中のヒーローたちの活躍に胸躍らせたものだ。原作者のトールキンはオックスフォード大学の教授だったえらい人だけど、毎年、クリスマスになると子供たちに自分で挿絵をつけたサンタクロース(ファーザークリスマス)の絵本を贈ったという。それは日本語にも翻訳されているけど、なんとも不思議な色づかいで、絵がへたうまでほのぼのとしている。
サンタさんのお話には同じようにほのぼのとしたものが多いけど、世界中のお父さんが胸に秘めた愛の物語。そして、サンタさんの子供は世界中にいる。そんな大きなお父さんのお話を今もっと聞きたいな。世界中が必要としていると思う。
- 作者: J. R. R. Tolkien,Baillie Tolkien
- 出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt
- 発売日: 1999/12/20
- メディア: ハードカバー
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